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2.23.2017

Sri Venkateshwara

ずっと行きたいと思っていたティルパティ(正確にはティルマラ)にあるベンカテシュワラという神様がいるお寺に行ってきた。
踏ん切りがついたのは一緒に行ってくれる人がいたのと、今年私が本厄であったことが理由だった。

お寺はインド中、世界中からも参拝者が訪れ、世界一リッチな寺とも言われている。
これだけ参拝者がいる寺なので、もちろん何時間も並んでまで寺には入りたいと思わないので
まずファストパスであるダルシャンチケットを買う。

チェンナイであればTナガールにあるティルパティ寺の分院がある。
このお寺の奥へ進むとダルシャンチケットを買うことができるのだが、
外国人はパスポート(私はAadhaarカードのみでよかった)に、寺に行く日にちと時間を決めておく必要がある。
300㍓を払ってチケット購入完了!このチケットを持ってお寺指定の入り口から入場することになる。そしてお土産としてラッドゥ2個がもれなくついてくるというまぁまぁお得なチケット。
しかしまぁ行ってみた時も思ったのだが、入場やら宿泊やらすべてキチンとシステム化しておりびっくり。
参拝者数も多ければ、これだけ潤沢なお布施があればこれだけのシステムを整えられるのはあたりまえか。



次はバスのチケット。チェンナイからはなんとたった4時間程度で行けてしまう。
Vizag時代は同じアンドラプラデッシュなのに電車で14時間もかかってしまうため先延ばしにしていたけれど、チェンナイからならお手軽に行ける距離。
友人に聞いたところアンドラプラデッシュ州が運営している特別バスであるAmaravathiというバスがいいとのこと。行きはお目当ての時間にそのバスが運行していなかったけれど、帰りはAmaravathiを使えた。確かにきれいな車内にもちろんAC付き、それに水やお手拭きの無料配布、スナックの社内販売などかなりサービスはよかった。インドも頑張ってるなぁ。

当日はティルパティに宿を取り、早めにチェックインをして3時の入場に備えた。
ここでも便利だと感じたのは配車サービスのOlaが使えたこと。お寺のあるティルマラまで車で40分ぐらいの距離だが、これもOlaで全部手配。楽ちん~。ティルマラに入る途中もびっくりしたことがいくつか。

・ティルマラに向かう途中の検問所でセキュリティチェックならぬノンベジチェックがある。
ティルマラ内はタバコやノンベジ類の食事が禁止されていて持ち込みも子禁止。

・検問所にある料金所を通過してから28分経つまでティルマラにある検問所を通過してはならない。
(山を登っていくのでスピード抑止のための対策と思われる。28分以内にティルマラの検問所についてしまった車が料金所手間のあちこちで駐車されていました)

色々な仕掛けに関心しながらティルパティに到着。小さい敷地かと思っていたけどまぁでかい!
宿泊施設があちこちにあり、お土産屋さん、病院などなど最低限の施設がほぼそろっていて、
敷地内は無料バスも走っている。タクシーの運ちゃんも敷地内を把握しきっているのか、何も言わずとも特別入場口前で停車してくれた。




あちこちでドーティーとサリーの正装をした坊主姿の参拝者を見かける。
髪は神様への捧げもので、髪が命の女性でさえ剃っていくのだからすごいことだ。

セキュリティーなどをくぐり、カウンターで貴重品を預ける。お寺は携帯の持ち込みは一切禁止。
あとでこれまたびっくりしたのだが、預かった荷物はトラックで毎回別の受け取り場所まで発送していること!わざわざトラックで荷物を運ぶなんてなんて手間なんだ!と思いつつもここでもお金が潤沢なお寺ならではのアイディア。

そして長い長い通路を通り、お寺手前の順路で40分くらい待った。
金曜と平日だったのか思ったほど人がいないなぁと思った。そこからまた40分くらいかけてお寺の豆の前まで来た。途中でチケットなしの人たちと合流するので混雑具合が一層にすごいことに。
お寺は思ったよりも小さく、入り口も狭いので毎回入場制限がかかる。
あちこちから神様の別名「ゴービンダー」の掛け声があちこちで聞こえてくる。
熱気漂う中、ついにお寺の入場が開始!
もう東京のラッシュアワーのような押し合い圧し合い、しかも相手がインド人だから余計大変!
お寺の中のVenkateshwaraを目指し押しが一層強くなる。
お寺はなぜか不釣り合いなシャンデリアが吊り下がり、あちこちどこもピカピカ!
私が並んだレーンは神様に一番近いレーンではなかったけれどついに前方5-6先に神様を発見!キャンドルが灯る薄暗い中に佇む神様はやはり何か不思議なオーラを感じました。
とにかく人がすごく神様正面のレーンに入れたのはたった5秒。
ちゃんとお願いごとする暇もないまま外に押し出された・・・。まぁ、いい。
Venkateshwaraに会えただけでもきっとご利益があるのだろう。

境内、お寺の周りはお賽銭場所、神様とは別に祈祷してもらう場所などがあり、疲れ切った参拝者があちこちで座り込んでいられるスペースもある。
お寺からできるときも入場制限がありしばしギュウギュウ詰めの中待たされるのである。
名残惜しいのか参拝者の中にはこのギュウギュウ詰めの中わざわざお寺を振り返りお祈りをしたりする人多数。。。結構目の前でやられると迷惑なのですがね(笑)
またまたすごい人に押されながらようやくお寺を出るときはもうクタクタ・・・
そんなところでプラサーダムの小さいラッドゥももらい少し体力が回復。プラサーダムも通るゲートによって種類が違うようだ。

外へ出た後はお目当てのラッドゥを受け取りにカウンターへ。ここもたくさん受け取り場所があるのだが、今まですべてがすごくシスティマティックだったのに、ラッドゥ受け取りとラッドゥを入れる袋を買う場所が別々だったらしく、ラッドゥ配るおばちゃんに逆切れされたのが軽くイラッとしました(笑)だれがラッドゥをそのまま持って帰るのよ・・・。それぞれカウンターでで売ってくれればいいのに・・・。おすそ分け用前提なのかラッドゥはこぶしほどの大きさがあり、岩のようにしっかりしている。会社の人達に配らなくちゃなぁ。

疲れ果てた私たちは他のお寺は見ず、メインの目標は果たせたのでそのままジープで帰路へ。
敷地内は他に無料で食事できる場所や、たくさんのお土産屋さん、定食屋もたくさんあり賑やかでした。この時期はまだ夏の酷暑前で、丘の上にあるせいなのか夜は少し冷え込む。
そこまで暑くもなく人も少なかったし、いい時期にこれました。

会社の人によるとティルパティは神様に呼ばれた人しか行けないのだそう。
どんなに前から巡礼計画を立てていても呼ばれていなければ直前で行けなくなることもあるんだよと自分の実体験を語ってくれました。ほかの同僚も毎年行きたいのだけれど今まで2回しか行ったことないとのこと。へ~意外とそんなものなんだなぁ。ということは今回ティルパティに行けたということは神様に呼ばれていたのかも。

遅い初詣と厄除けも済ませたことだし、今年も何事もなく過ごせるといいなぁ。

 

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