ヴィーナの先生んちの玄関先
おととい私の住んでいるアンドラプラデッシュの州都であるハイデラバードでテロがあり、14人近くが死亡、100人以上が負傷と出ていた。社長がそこへちょうど出張に出かけてたり、ハイデラに住んでるインド人の友達の安否を確認したり、チェンナイ総領事館から在印日本人、特にアンドラプラデッシュに住む日本人安否確認の連絡まで個人的に来たくらい色々と物ものしかった。
しかも火曜日、水曜日は全インドでストライキがあり、火曜は会社がお休み、水曜も会社がある経済特区の入り口まで行くも、数百人もの共産党グループが入り口をブロックしていて中に入れず、結局お休みとなった。ヴィシャカパトナムはちらほらと小規模のデモを見かけた以外は至って普通だったけれど、ノイダでは車が燃やされたり、ハルヤナ州のアンバラでは死亡者も出たくらい激しかったようだ。
最近のインドはちょっと物騒である。特に年末のバスでの集団レイプ事件がニュースになったあたりから、毎日のように新聞でレイプのニュースを目にするようなった。今週はムンバイの郊外で幼い子どもの3姉妹がレイプされて、井戸に捨てられるなんていうショッキングなニュースも読んだ。きっとずーっと昔からレイプ事件なんて日常茶飯事だったのが、ようやく明るみになってきたというところか。
私の住んでいるアンドラプラデッシュも、毛沢東派ゲリラの活動範囲であるし、2014年の州選挙に向けて、ある政党グループはヴィシャカパトナム側のアンドラプラデッシュと、ハイデラがある地域をテランガナ州として、分割させることに積極的で、これが反対派と猛対立していて、分割するか、しないかの決断どっちをとっても争いが起こること間違いなさそうなのだ。
貧困だったり、カーストだったり、異教徒同士の争いだったり、まだ残る男尊女卑だったり、事件勃発の理由となるものは、日本で発生する事件のものと全然違うので、もっと深く、過去の歴史、その土地特有の文化、習慣まで読み取らないと、背景が分からない複雑な事件が多いのである。
不謹慎ではあるけれど、そうやって多面的な角度からニュースを読み解いていくのは面白いし、なかなか新鮮な感覚であり、なおかつインドのことをもっと詳しく知っていくということは自分としてとても為になる。
ともあれ、こうした背景を踏まえて、日々気をつけないとならないなーとは思っているのだけれど、レイプなんか、集団で来られたら防ぎようもないしな・・・。
No comments:
Post a Comment