アラクバレーは東の山脈地帯(Eastern Ghats)に位置している、小高い丘にある地区で、
ここには約19の原住民族が住んでおり、かつ毛沢東派ゲリラの活動範囲内でもあり、ちょっと物騒なイメージもありましたがのどかな田舎町でした。
渓谷とあって、あちらこちらに棚田があって、夜は一面蛍の光が!なんだか古き良き日本を思い起こさせるようなところでした。


アラクまでは私の住むヴァイザックから116キロ。
行きは電車で行こうと思っていたのですが、指定席は1車両分しか販売しておらず、すでに前売りは販売終了していたので、
自由席を取るべく、早起きすることに。
5時起きして45分前には駅に着いたのに、すでに到着していた電車には人がいっぱい!どうやらみな考えることは同じらしい。
そこで活躍するのは席取りを商売にしているオッチャン。このオッチャンのおかげで何とか席を確保。代金2席で50ルピーほど。
しかし驚いたのは自由席だとなんと切符がたったの20ルピー(30円ちょい)ぽっち!4時間乗車でこれは安すぎ!

7時前にヴァイザックを出発、これまたいつも通り相席のインド人と談話したり、外の景色を眺めながら電車はゆっくりゆっくり走る。
途中から単線になるため、反対からくる貨物車の通過を待つためにほぼどの駅でも10分以上停止し、なおかつ鈍行だったため、通常アラクへは車で2時間弱で行けるのだが、電車だとほぼ4時間!笑 それでも電車は何となく楽しい。

緑の渓谷を抜け、アラクの最大の名所であるボラ洞窟駅に到着。ここで大体の観光客は下車。
私たちはもう一つ先のアラク・バレーで下車。そのあとドライバーの友人の結婚式に参加。
結婚式はもう何度も行ったことがあるけれど、村の結婚式は初めてだったなぁ。
面白いのは食事が男女分かれていたこと。何か意味があるのかな。

ここは州境にあって、皆アンドラのテルグ語、オリッサのオリヤ語をしゃべり、さらにここの言葉であるAdivasiもしゃべっていた。

そのあと民族ミュージアムを見学、ここの民族の使っている楽器や生活様式が見れる。
中は写真撮影禁止だったのだが、かなりの手作り感です 笑
時間が合えば、ここ地区の民族ダンス Dhimsa「ディムサ」も見ることができるのだそう。
そしてアラクのもう一つの名所であるコーヒーを堪能。おいしすぎる!

特にこれといってやることはないのでホテルにチェックインし、屋上のレストランで食事。
夕暮れに森から大きなコウモリがどんどん出てくるのは少し不気味でした。いやー日本サイズの5倍以上はあったね!


翌日はタクシーを貸し切って、padma garden、Ananthagiri, コーヒー農園、ボラ洞窟を見学。
ボラ洞窟は名所だけあって、すごい人でした。中の洞窟は迫力がすごかったけど、コウモリが結構いてかなり悪臭を放っていました。
洞窟とは逆に、途中立ち寄った滝壺や村は、子供が水浴びしたり、周りは田園でとてもゆったーりしていたところでした。
日中はやはり暑いのだけど湿気がなく、風は涼しく、夜は少し肌寒いほどで避暑地としてはとてもいいところでした。
帰りはバスを使って帰ることになったのですが、途中事故で立ち往生だったり、いろは坂5倍増しコースに吐く人続出で散々でした 笑
4月は全く旅行に行けなかったので、今回は行けてヨカッタな。次こそはハイデラバードに行かなくっちゃ!
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