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10.09.2017

Andaman and Nicobar Islands - Port Blair


連休を利用してアンダマン諸島に行ってきました。
10月シーズンが始まるとのことだったのですが、着いた日から2日間は雨が多かったけど、
10月に入ったとたん晴れの日が多くなった気がしました。
一番気候のいい時期は12月~3月頃までですが、値段が跳ね上がるのでご注意を。

アンダマンまではチェンナイから直行で2時間。
コルカタへも直行が出ていて、経由はムンバイ、デリー、ハイデラなどへも接続しているそう。

アンダマンは色んな人種がいて、また色んな言語が通じます。
一番多いのはベンガル人で、その次はタミル、北インド系です。
その他にもここにはバングラデッシュ、ミャンマー系の移民のほか、
アンダマン諸島にはたくさんの先住民族がおり、とても不思議なところです。
 

まずは島内観光で一番有名なセルラー刑務所へ。
19世紀にイギリスによって作られた刑務所で、本土で反乱を起こした政治犯が収監されていました。




ここでの囚人は劣悪な環境で働かされ、ほぼ奴隷のような扱いだったそうです。
メインの仕事はココナッツやマスタードオイル絞りだっとようですが、一人に課せられた仕事量が明らかにキャパオーバーで、一日のターゲットに達成できないと体罰が与えられ、
このような過酷な環境からたくさんの囚人が死亡または自殺したと書いてありました。


アンダマンは終戦前の1942年にこの地を占領し、たくさんの島民が日本軍によって殺されました。日本人にとってもここは一度は見ておく場所でしょう。

さて続いてロスアイランドへ。
ここはイギリス植民地時代に首都とされた島。

フェリーは出ていますが、シェアまたは貸し切りとなり、シェアは往復大体250㍓。






小さい島なのでそんなに見るところはないのですが、戻りの時間を1時間後とされたので
結構駆け足で見学。植民地時代に合った家や教会などがあるのだけど、すでに廃墟化していて
ロンリープラネットの通りアンコールワットとかそんな雰囲気が漂っていた。

そしてここには野生のシカとクジャクがたくさんいます。
奈良のシカもびっくり、こちらの島もインド人に似て図太い神経なのか全然逃げません。


ヤシの木と鹿・・・日本人からするとなんか変な組み合わせ。


さて、近くの水族館などを見学してお昼を食べてから今度はアンソロポロジカル・ミュージアム(人類博物館)へ。この地で暮らす先住民族の歴史や暮らしぶりについて、実際の展示物などが見れます。2011年~2015年頃に撮られた最近の先住民族の写真なども。

しかし、こんな小さな島にアフリカ系からアジア系の先住民族がミックスで混在してるとは非常に興味深い。しかもこの21世紀に石器時代の暮らしをまだしていて、外部とのコンタクトを遮断している民族がいるというのが驚きだ。

でも実際に北アンダマンと南アンダマンを結ぶ国道(Andaman Trunk Road)ができたことで、外部の人間と接触することになり、外部の人間が持ち込んだ病原菌に抗体がない先住民が次々と病気にかかり一時期、数が激減したらしい。

先住民族は今絶滅の危機にさらされているのもあり、
外人はおろかインド人も立ち入り禁止の地域や島がいくつもあります。




それから宿の近くのNaval Marine Museumにも行きました。
こちらはさっきのミュージアムと水族館を足した感じ。
見応えはいまいちかなぁ。




そして特にやることもないのでCobryn's Coveへ。
ここはダウンタウンから少し離れているのですが、結構観光客がいました。




オートや観光地の価格が大体適正価格(空港以外)でした。
今調べたらミュージアムは外人価格があるようですが、ヒンディー語を話していたためか、
ローカル価格で行けましたが、ないところがほどんどだったかな。
またオートも島内のメジャーなところであれば大体30-40㍓くらいで行けます。

さて、次はお目当てのハベロック島へ移動。

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